翻訳コーディネーターから見た理想の翻訳者 ー 檜垣裕美

 

おそらく、この話題については
多くの翻訳コーディネーター
(またはプロジェクトマネージャー)の方が
書かれていたり
お話しされたりしていると思うが、
わたしなりに実体験に基づいて
書いてみようと思う。

 

1)レスポンスがはやいこと

海外在住の翻訳者の方の場合は
時差があることが多いので、
メールを送信しても
すぐには返信が来ないことがあるのは
やむをえない。
それ以外ではレスポンスが
はやいのは助かる。

 

2)クライアントからのフィードバックに
丁寧に対応してくださること

これは、
レスポンスがはやいのと同じくらい、
いやおそらくそれ以上に助かる。
クライアントに翻訳を提出した後は、
会社にもよるが大抵の場合は
フィードバックがある。
このフィードバックに対応をするのに
気が進まない翻訳者の方も少なからずいる。
1回ならまだしも場合によっては
2回も3回もフィードバックが
あることがあって、そうなると
うんざりしてくるのもわからなくはない。
それでも丁寧に対応してくださると
ほんとうにありがたい。
英訳の場合、クライアントからの
フィードバックの中には

「このような英文に書き換えたいが、
それでも問題ないか」

という質問も少なくない。
こういったときにもクライアントの
英文に迎合するのではなく、
指摘したほうが良いことは
はっきりと言っていただけると助かる。

 

3)翻訳以外の作業も臨機応変に
対応してくださること

翻訳会社側の仕事が
立て込んでいるときであれば、
翻訳やチェック以外のこと、たとえば、
用語集の作成や用語調べ、
パワーポイントなどのレイアウト調整でも
気持ち良くお手伝いをしてくださる方は
ほんとうにありがたい。
それから翻訳者の方が
クライアントからのフィードバックに
対応したがらない場合、
代わりにフィードバック対応をしてくださる
別の翻訳者の方もときどきいて、
そんな方には感謝しても
感謝しきれないほどだ。

 

わたしも自分が個人で翻訳やチェックなどの
依頼を受けるときには、
常に相手の翻訳会社側のことを考えながら
対応をするようにしている。
そのような翻訳会社側からの見方も
翻訳者側からの見方も
できるようになったのは、
この仕事をしてきた
おかげかなと思っている。

 


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