怒らないことは良いこと ー 渡邉知樹

 

深夜のテレビショッピングで

「これを飲むと身体にいいし、
イライラしなくなる!」

みたいな文句で、
なにかのエキスがすごい入ってるらしい
錠剤を売っていた。

 

「ぼくのように頭の中は怒りっぽいけど、
それを怒りとして表現しなくても
やりすごせる人間に
これは必要なのだろうか…」

などと思いながらチャンネルを変えた。

 

そもそも怒りは無い方が良いと言う
風潮があるけど
「怒りは無い方がいい」とか
「お金はあった方がいい」とか
「健康に越した事はない」とか、
聞こえの良い一義的なフレーズに
昔から不信感がある。

 

例えば

「タバコは吸わない方がいい」

と言う人がいるけど、
ある人がそれまで続けていたタバコを
ピタリとやめて、
はい良かったですね、おしまい!とは
到底思えない。
大事なのはそのやり方だったり
その後のこと。

「ダイエットで目標の10kg痩せました!」

も同じ。
リバウンドがなぜ起こるのか。
目標に向き合うことと
自分と向き合うこととは別のこと。

 

怒らなくなる、ということで言うと
算命学(占星術 )のひとつのくくりとして

「この星が入っている人は
短気で怒りやすい」

とか

「この星が入っている人は時に
愛情表現として人をつねったり
叩いたりする」

のようなものがある。

 

つまり先天的に怒りやすい人と
そうでない人がいるようで、
ぼくは星通り怒るのが苦手。
怒らない、というと聞こえはいいけど、
逆を言えば薄情だったり、
本心を隠そうとして
しまっているのかもしれない。

 

もしくはもう少し

「ぬぅぉぉーーーっ!!」

と怒ったり出来たら、
みんなからもっと好かれるような
人間になれたのかもしれないな、
とか思ったりする。

 

ぼくはイライラしたりすると
制作意欲が湧くことが多くて、
イライラした勢いそのままに絵を描いたり、
鳥オブジェを作ったりするし、
怒りのエネルギーを借りて
自己表現をすることが得意という
言い方ができるかもしれない。
なので少なくとも自分にとって
イライラすることは
単純に悪いことではない。

 

 

子供の頃はみんな
素直に喜怒哀楽を表現しているけど、
世界に色んな人間がいる以上、
それだとどうしても生きづらくなる。
そしてみんな自然と感情を
抑制するようになる。
でもそれは生きやすくするための
方法のようなもの。

 

なんだかよくある啓発本のような
内容になってしまったけど、

「興味のないテレビは見ない方がいい」

と思われるかもしれない
深夜のテレビショッピングから、
思わぬ文章が書けました。

 


ブログ/渡邉知樹のぺぺぺ


2021年03月18日 | Posted in 余談Lab, ひらめきのタネ, 絵本作家 渡邉 知樹 | | No Comments » 

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