月をみる日々 ー したたむ(哲子)

 

月をみる、のが、私達の共通の楽しみだ。

 

静岡に引っ越してきて、
新月は本当に漆黒の闇だし、
満月は影ができるくらい
明るいんだと実感した。

 

つれあいは満月の日は必ず、

「もはや昼だねー」

と言う。
灯りに頼らなくても、
木の葉の一枚一枚まで見えるくらいだ。

 

晴れていて満月だと
月が上がる時間と方角を調べて、
見晴らしのよい山の上か海に、
月の出を見に行く。

 

 

日の出と同じように、ぬーっと
大きなオレンジの月がでてくるのは、
なかなか興奮する。
刺さりそうに細い三日月が、
まだ夕暮れが残る空に沈んで行くのも、
趣がある。

 

 

興味を持って毎日見ていると、
だいたいこの時間は
この辺りにこんな月がいそうだな、
とわかるようになる。

 

暗闇にボールを浮かべて
片方からライトを当て、
光っている部分が
地球から見えている月の形なんだ、
と、宇宙の中の月と
太陽と地球の位置を思い描いたりもする。

 

小学校の理科の授業中には
あまり理解出来なかった、
月の満ち欠けや自転公転が、
大人になってから面白い。

 

今は満月や細い三日月が
好みではあるけれど、
もっと歳を重ねたら、
満月の一日前の月が最高だよね、
なんて話しをするようになるかもしれない。

 


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