いつでも行ける? ー 真子みほ

 

先日、
小金井市文化財センターというところに
行ってきました。

 

昭和3年に建てられ、
全国の青年団の指導者層が
集まる講習所として使用された、
浴恩館という建物です。
現在、建物の中は、
小金井市の考古資料や
民具を展示しています。

 

気持ちの良い日で、
お庭もありぐるっと見て回っていましたら、
小さな建物の礎石だけが残るスペースが…。
立て看板を読むと、
作家の下村湖人が『次郎物語』を書いた
講師の宿舎だとか。

 

そして「平成25年に焼失」とあります。
平成25年なんてつい最近。
日本で「焼失」と書かれた文化財は、
たいがい第二次世界大戦と
セットで用いられることが多いので、
この場所目当てで来たわけではないのに
なんとなくショックを受けました。

 

けれど考えてみれば
火事が起こることは絶対あるし、
海外では今も
争いの中で壊されていく文化財も
少なくありません。

 

人為的でなくとも、
地震や大雨・台風の被害は
年々多くなっています。
岡倉天心の六角堂も流されたし、
タリバンにバーミヤンの仏像が
破壊されたし、
二年前には首里城が焼けてしまいましたね。

 

最近Twitterで

「観光地は逃げるんだよ!」

と書いていたものを目にしましたが、
観光地に限らず、
ずっとあるものだから逃げないよ、
いつでも行けるよというのはうそですね。
行きたいところにはどんどん行かなければ。

 

しかし今の状況では、
まだまだ旅行は難しそう。
ひとまず今年は、都内の
「いつでも行ける」と思っていた場所に
行ってみようと思います。
とりあえず庭園か寺社めぐりとか
わかりやすいところからかな。

 


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