さよならを言いたくて ー 本間佳子

 

小学校の離任式が連休直前にありました。
リモート式の離任式でした。

 

新学期に校長先生が
全校児童に発表するまで、どの先生が
学校からいなくなるのかは秘密です。

 

春休みに職員室をのぞいてみると、
推測されないように先生の名札が
隠されていたりします。
なぜなのかは、一応諸説あります。

 

ともあれ、新学期に

あの先生がいない!

となったときには、
その先生は別の学校で
新しい先生として紹介されていたり、
定年を迎えて
家で朝ドラを見ていたりします。

 

あいさつは大事です、
と教えていた先生が、
あいさつもなしに
いなくなってしまうので気になります。

 

新学期が始まって、
出席番号や委員会やクラブや健康診断や
少人数算数のクラス分けなどが
一新されて落ち着いたころ、
離任式が行われます。
やっと、教職員も児童も、
さようならと言うことができます。

 

昨年度は離任式が
コロナ禍で開かれませんでしたが、
今年度はリモートで行われるところが
多かったのではないでしょうか。

 

タブレットに向かってお話するのも、
教室でモニターからお話を聞くのも、
ちょっとまだなじみませんが、
これからのスタンダードに
なるのかもしれませんね。

 

学校での毎日のかかわりは
私的な感じがするのに、
学校では人との出会いから別れまでもが、
学びの一環として
最初から計画されているのだなあと、
しみじみ思いました。

 


「Studio Mahon」web


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