背景のある夢 ー yuri

 

仲のいい友人たちと、
かつて、
あたたかいやりとりをした友人たち。
総出で出てきてくれて、
大きな家で一緒に暮らす夢を見た。

 

楽しくて、
でも楽しいだけじゃなくて、
みんなそれぞれ理由があって
その家に辿り着いているようだった。

 

それについては語られない。
そこにはただ暮らしがあるだけで、
みんな少し不安そうで、
そして安心しているようにもみえた。

 

部屋がたくさんあって、
どこも暮らしの分だけ
正しく散らかっており、
新入りから長く暮らす者まで、
みんな等しくそこにいた。
猫もいっぱいいた。
冷蔵庫がたくさん並んでいた。

 

先にそこで暮らしていた昔の親友が、

「せっかく来てくれたのに悪いんだけど、
これから1年間、私はいなくなるの。」

と言った。

 

旅に出るでもなく入院とかでもない、
「いなくなる」と彼女は言った。
その目は楽しそうでも
悲しそうでもなかった。
ただ私に何かを伝えようとしていたけれど、
私はとうとうそれを汲み取れなかった。

 

ここぞという大事な時に、
大事な人を大事にできない。
私は昔からそうだ。
起きると酷く喉が乾いていて、
立て続けに二杯水を飲む。

 

私は背景のある夢を殆ど見ない。
でもやたらと鮮明な夢だった。
部屋の匂いや
窓辺に差す光に照らされて
きらきら舞う埃まで見えた。
やたらとある冷蔵庫は全部白なのに、
私用のものだけ茶色だった。

 

友人、ということについて
ここのところ考えていたからなんだろうか。
仲のいいひと。
昔、仲のよかったひと。

 

夢占い、というジャンルがあると聞く。
そういう専門家に、
この夢が何を意味するのか
聞いてみたい気もする。
でも、何も知らなくていいんだろう。

 

だからなんだという夢だけれど、
とても大事なことのように思えたので
ここに残す。

 

 


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