連なり、重なる ー 山﨑悠貴
カッコウが鳴いて
ホトトギスが鳴いて
ハルゼミが鳴く。
この時期の森はとても賑やかで
森閑としたイメージを持って
やってきた人は驚く。
雑多な生き物が、
それぞれの営みの音を立てている。
あんまりに心地がいいので
いろんな人を森に誘っている。
誘い方はいろいろ。
<日曜の朝、ツリーハウスで体操する会>
(体操後はホエイ入りグリーンスムージーを飲む)
<養蜂の採蜜地として借りた梅林で梅をもぐ会>
<森のテラスで、地元の木を使って本棚をつくってみる会>
<森のテラスで、キコリピッツア店主に生地から教わって薪窯で焼いてみる会>
…等々。
森に人を誘うのは、
人と自然の接点を作りたいから。
人と人との関係性を育みたいから。
誰かと関係を作るための「場づくり」も、
地元で育った木を建築材や薪にして
循環させていくことも、
関わり合って別の派生効果を生んでいく。
人も自然も、重なり、連なる。
気軽に参加できる小さなイベントから、
身近な山の価値化といった
大きな取り組みまで
地域の緩やかな循環の中にある。
追伸・『TURNS vol.47』に取り上げられました!
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