チームワークの話し ー 石黒隆康

 

前回「予習の話し」で、
マンションリノベーションの
様子を書きました。
この仕事は、短期決戦で、
工期が厳しい仕事でした。

 

住まい手の引越日が決まっていて、
どうしてもその日を守らないといけない…
というミッションがありました。

 

工期が厳しいと言うことは
どういうことか……。
そう、とにかく段取りです。

 

一番ネックになる仕事は何か?
逆に、ネックになる仕事と関係なく
進められる仕事は何か?
それをまず、考えないといけません。

 

解体する仕事、大工さんの仕事、
家具屋さんの仕事、左官屋さんの仕事、
塗装屋さんの仕事、クロス屋さんの仕事、
タイル屋さんの仕事、建具屋さんの仕事、
電気屋さんの仕事、設備屋さんの仕事、
クリーニングの仕事、ガラス屋さんの仕事、
コーキングや補修の仕事……etc…
それにその全てを見る監督の仕事。

 

建物の現場は
とにかく色々な人が関わります。
チームワークなくしては
どうにもなりません。

 

私のような設計屋さんは、

監督に意図を伝えれば、
あとは監督がなんとかしてくれる……。

という、ある意味気楽な
仕事なのかもしれません…。

 

それでも、関わる色々な人たちと話しをして
それぞれの仕事に顔を突っ込むと、
面白いんです。
どこが大変で、どこが楽しいのか……。
職人さん達と、
現場で缶コーヒーを飲みながら
話しをすることが、私の楽しみの1つです。
今回の現場、工期は守れました。
監督さんの段取りが素晴らしく、
最後の日は、ガラス屋さんの仕事を
家具屋さんと監督が手伝って……。
私は写真を撮りながら声援を送る…という、
とても楽しい現場でした(笑)。

 

翌日、完成した部屋を見て、
住まい手は

「感動しました」

と喜んでくれました。
そしてそれを伝えると、
関わった職人さん皆が嬉しくなります。

 


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2021年07月29日 | Posted in 余談Lab, ひらめきのタネ, 建築家 石黒隆康 | | No Comments » 

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