ワクチンと情報拡散のこと ー 渡邉知樹

 

ワクチン接種の順番が回ってきたようで、
なにやら封筒が届いた。

 

 

 

 

ぼくの友人知人家族などなど、
SNSにしろ実際に会うにしろ、
最近はワクチンの話をすることも増えた。

 

1年半くらい前から、
コロナ感染の脅威が
世界中を不安に陥し入れる中で、
ワクチンは人類の
大きな希望だったように思う。

 

ところが実際にワクチンが出来ると、
さまざまな副作用が確認されたりして、
打つ打たない論争がはじまった。

 

ワクチンと一言で言っても、
さまざまな種類のワクチンがあるし、
人によって副作用も違う。
コロナも新型が出てきて、
今のワクチンでは効果の全く期待できない
コロナウィルスが
今後出てくるかもしれない。

 

また、ワクチンに望むものも人それぞれで、
コロナウィルスに感染して
自ら重症化させたくない人。
もしくは感染させたくなかったり、
医療崩壊を懸念してワクチンを打つ人。
単純に仕事や状況的に半強制的に
ワクチンを打たなければいけない人もいる。
ワクチンを打てば
行ける場所が増えるようになれば、
接種する人も増えるだろうし、
国によっては宝くじがもらえるからとか、
そんな理由で打つ人もいるだろう。

 

つまり言いたいことは、
ワクチン自体も色々あれば、
ワクチンを打つ理由も、
打った後の副作用も、
その知識も、
そもそものコロナ感染に対する不安も、
状況も、当たり前に人それぞれなのだ。

 

ワクチンの副作用を強く危惧しながらも、
これ以上医療の現場に
負担をかけたくない、という気持ちで
ワクチンを打つ人もいるだろう。
別に打たなくていいんじゃね、
どうにかなるっしょという
楽天的な人もいる。
自分は打つけど
子供は打たせたくないとか、
家族の中で議論することも増えただろう。

 

実際わがやも母親と意見が分かれている。

わたしは打たないし、あなたは打つ。

なら簡単なのだけど、

わたしは打たないし
あなたも打たないでほしい

と、

わたしは打つし
あなたも打ってほしい

というそれぞれの立場なので、
それなりにバチバチとやりあった。
めったにないチャンスなので、
こういう時こそ
しっかりと言葉にして向き合う。

 

色々な情報を知り、
人はまたそれを拡散する。
自分がどれほど徹底的に調べて、
信憑性をもった情報であったとしても、
それをどのように伝えるかによって
伝わり方は変わる。
それらの情報が
デマである可能性もあるし、
表現が個人的な意見のつもりが
その範疇を越えた言葉づかいに
なっていることもあるだろう。

 

コロナを通して、不安に負けたくない、
と強く思うようになった。
それは表現を
諦めないということでもある。

 

初対面の人になんのロジックもなく、
ただ端的に

「ワクチンは打つべきじゃない」

とだけ言うことは、
もはや不安への敗北宣言のようだ。

 

アーティストのみならず、
人はみんな表現者なのだ。
ワクチン接種の論争をきっかけに、
今一度自分の表現に向き合ってみたい。

 

 


ブログ/渡邉知樹のぺぺぺ


2021年08月13日 | Posted in 余談Lab, ひらめきのタネ, 絵本作家 渡邉 知樹 | | No Comments » 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA