へっつい/HUMORABO(mu)

 

今回も僕たちが暮らす
笹間
(静岡県の山奥)の話。

 

ちょうどこの機会にと
キッチンの改修をおこなっていて、
いままで使われていなかった、
“ へっつい ” を復活させました。

 

へっついとは、竈(かまど)のことで、
昔よく使われていた鍋や釜をかけ
下から火をたいて煮炊きする設備です。
若い子はわかんないかなーなんて
言いつつも、
僕たちも実は初体験。

 

復活といっても
ほぼほぼ綺麗な状態だったので、
掃除をして煙突を付け直したくらいで
すぐに使えました。

 

構造としてはレンガにみえるけど
うちのはコンクリートでできていて、
薪の火力で鍋を温め、
そのときにでる煙を煙突の口を高くに
設置することで、
煙がそちらに流れるようになっているという
いたって単純なもの。

 

このとき使う羽釜の羽は
煙をおさえる役目もあった。
あ、あと羽釜の蓋が
分厚い木でできているのは、
重くすることで圧力鍋みたいな働きにも
役立っているみたい。

 

昔のものってシンプルにできてるなーと
毎度感心します。
僕が笹間暮らしが楽しいことのひとつに、
昔の暮らしは
それぞれどうなっていたのかが
理解しやすいというのがあります。
前回の水源の話もそうですが、
見えるから理解できるって大切だなと。

 

なんだか綺麗な箱におさまって
中がどうなっているか
わからなくなっているものが多い中
だからこその楽しさな気もします。

 

お米を炊くのも、
炊飯器だとボタン押せば
あとは待つだけだけど、
へっついだと
火を起こすところから始まります。

 

コツとしては

「はじめちょろちょろ、なかぱっぱ、
赤子泣いても蓋とるな」

みたいな言葉は知っていても、

ちょろちょろってどれくらいで、
いつからなかなの ??
蓋とれないと
状況を想像するしかなくない !?

と、ひとつひとつの工程を
自分たちで確認することに。
まー、それを経験と呼ぶのでしょうね。
とはいえ時間としては
30分もあれば炊けてしまいます。

 

この30分の使い道を活かせてれば
便利もいいけど、
時間をつぶすだけなら
経験を積むのもありかもしれません。
いまは選択肢が多くてありがたいですね。

 

最後に、へっついの復活祝いとして
大工さんが作ってくれた
木の蓋の写真を載せておきます。
素敵でしょ。
圧力の話もこの蓋から
蒸気が噴き出てる時に教えてもらいました。

 

言うまでもないかもしれませんが、
へっついで炊いたご飯は最高です。
もう体重も落ちづらい年齢に
なってきているので、
食べすぎないように注意が必要です。

 


 


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