オリンピックがはじまって ー 渡邉知樹

 

オリンピックがはじまって、
オリンピックばかり見ていた。

 

今回からの新競技、スケートボード。
他の競技と比べて圧倒的に
なにかが違うなーーと思って見てたけど、
とにかくみんなスケートボードを
楽しんでるし、
それを素直に表現しているからなんだろう。

 

技に失敗した後もたいがい笑顔だし、
競技が終わった後も
内容に関わらず楽しそうで、
たくさんの選手同士が集まって
抱きあったりしている。

 

「そういう選手もいる」
というレベルではなく、競技として、

みんなで楽しもう!

という雰囲気が溢れ出ていた。

 

これまでもオリンピックで
そういうスポーツは
あったのかもしれないし、
親友と呼べるほどの
ライバル選手同士の友情もあっただろう。
いずれにせよ
お互いがお互いのベストを尽くせば
順位はどうでもいい。
もしもそう考えているなら、
それはとても強いことだと思う。

 

「スポーツは結果が全て」

とよく言われるし、
そういうマッチョな精神で
たくさんの人たちを魅了し、
スポーツ文化は育まれ、
また消費されてきた。

 

ところがスケートボードは
それとは全く別の魅力を持った
スポーツではないだろうか。

 

時代の変化に合わせて
このような競技がオリンピックに
求められたのは必然なのだろうけど、
そもそもメダルや順位に
さほど興味のないぼくには、
このようなスポーツが
オリンピックで見られることが嬉しい。

 

そしてもうひとつ
嬉しいことがあるとしたら、
オリンピックがナショナリストの
喜ぶべきイベントでは
なくなってきているということだ。

 

それぞれの国が威信をかけて戦う場、
である以上に、スケートボードのような
スポーツを通じて、
他国や他文化を受け入れる
きっかけになるような
イベントになってきていると、
個人的に思う。

 

3年後にはパリオリンピックが待っている。
新種目の
「ブレイキン(ブレイクダンス)」でも、
きっとたくさんの笑顔が見られるだろう。

 

 


ブログ/渡邉知樹のぺぺぺ

 


2021年09月16日 | Posted in 余談Lab, ひらめきのタネ, 絵本作家 渡邉 知樹 | | No Comments » 

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