整理整頓の話し ー 石黒隆康

 

月曜日は朝から少し念入りに掃除をします。
自分の住むマンションは、
全ての部屋を箒で掃いて、
掃除機もかけます。
玄関やトイレは雑巾で拭いて、
書棚や机の上も片付けます。
ベランダの鉢植えの手入れも少々。

 

事務所に行くと、やっぱり掃き掃除をして、
溜まった仕事のファイルを整理して、
今週の仕事をどう進めるか
考えてみたりします。

 

こうしたルーティーンが、
一週間の区切りになっています。
これをしないと落ち着きません(笑)
一週間のスタートが切れません。

 

また、プロジェクトが一区切りすると、
必用な書類と不要な書類をより分けて、
ひとつのファイルにまとめます。
これをしないと
プロジェクトが完了しません。
1年とか2年掛かった仕事を
振り返る良い機会にもなります。

 

住宅の設計でも
同じようなことをしています。
設計が一通り終わると、
図面を端から見直します。

 

私の場合

「なにか足りないことはないか…」

と言う視点ではなく、

「なにか余分なものが残っていないか…」

を見ていきます。

 

工事が始まる前に、
最後のダイエット(?)、
整理整頓をします。
余分なものをそぎ落として、
スリムにスリムに……を目指します。

 

それでなにか良いことがあるの?

と言われそうですけど…。
余分なことにお金を掛けずに済みます。
建物がシュッとキレイになります……
(本当でしょうか?)

 

どちらかというと、
私の「設計スタイル」なんだと思います。
それが個性、それをすることで、
私らしい設計、
私らしい住宅になるのかな…と思います。

 

「整理整頓、お掃除したような設計ですね…」

と設計の先輩から言われたことがあって、
それはとても嬉しい事でした。

 


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2021年09月20日 | Posted in 余談Lab, ひらめきのタネ, 建築家 石黒隆康 | | No Comments » 

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