裏路地の名店を目指して ー 石黒隆康

 

約1年半に渡り書かせて頂いた
「ひらめきのタネ」ですが、
私の文章は、今回が最終回になります。

 

 

1年ほど前、自分の事務所の他に、
設計事務所が5つ集まって
仕事をする場所を作り、
参加することにしました。
(週に2日か3日、そこに行きます)

 

上は70代の大先輩から、
下は40代前半まで、様々な年代、
様々な設計スタイルの人たちと
一緒に過ごす時間はなかなか刺激的です。

 

みんなで仕事をする機会があったり、
夜な夜なお酒を飲みながら語り合ったり、
異なる視点を知る良い機会になっています。

 

それでも皆に共通することは
「自由であること」かなと思います。
とにかくキーワードは
『自由』なんじゃないかな。

 

格好も自由、仕事の時間も自由、
取り組む仕事も自由……。
ライフスタイルも自由です。

 

半袖短パン、サンダルで
事務所に来る人もいれば、
作務衣で来る人もいます。
朝早く事務所に来る人、
お昼頃に来て夜中までいる人。
お正月以外は毎日事務所に来る人もいます。

 

 

でも、自由を得る事って結構大変なんです。
社会や周囲の人を
納得させないといけないし、
それでも仕事を得て、
お金を稼がないといけません。

 

建築や住宅は社会との接点も大きくて、
扱う金額も大きいので責任も大きい。
皆、色々な作戦を練って、
仕事を得ています。

 

私は、と言えば、有名になりたいとか、
雑誌に載りたいとか、
お金持ちになりたいとか、
その辺の希望は薄いのですが

「設計が上手くなりたいな」

と日々、努力をしています。

 

「路地裏にある
美味しい料理を出すお店……」

そんなイメージで設計の仕事が
続けられたらイイナと思っています。
チェーン店に負けないように、
有名人シェフに仕事を
持って行かれないように(笑)

 

一年半、ありがとうございました。
さようなら。受験生の皆さんは、
どうか頑張って下さい。

 


BUILTLOGIC」web


2021年10月05日 | Posted in 余談Lab, ひらめきのタネ, 建築家 石黒隆康 | | No Comments » 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA