キャッチしてこう ー 田本あゆみ

 

この画像から何が見えるだろうか。
「蜘蛛の糸」「レンガ色」
「飛沫と月の表面」。

 

使い切ったハミガキ粉のチューブを
ハサミで開き、
ロールシャッハごっこをやったのだ。
ほかにハンドクリームや
わさびのチューブなどを使ってもOKだ。

 

自己解析してみると
石造りの壁のマチエール上に、
家中を歩いてる蜘蛛、
赤茶に色づく街路樹、洗面台の水滴、
読書中の来年の月暦が
連想されたようだ。

 

ほんの日常的なトピックだけど、
言語化するときの言葉選びから
独自性が表れそうである。
視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の
五感で得る情報のうち、
視覚がキャッチするものが
8割以上といわれるけど、
思いついたワードも、
主に目から入ってきて
興味を引かれたものだったので
面白いなと思った。
目よ、いつもお疲れ様です。

 

先日、年に一度受ける
健康診断の結果が出て
LDLコレステロールが
基準値をオーバーしていた。
健康商材の売り文句でよく聞く、

「打倒! 悪玉コレステロール」

のアレである。

 

危機感を覚え、最もラクで
続けられそうな生活改善を考えたのち、
よく噛んで食べることなら
できそうだと早速実行に移したのだが、
それが感覚的なところで調子がいい。
10回、20回、30回と噛むことで
口内の変化と味の詳細が捉えられるのだ。
これまでは味わってなかったことに気づく。

 

耳を傾ける、呼吸をする、
ものに触れるときでも、
せっかく備わっている器官を
うっかり雑に扱いがちだなあと思った。
頭ばかり使ってないで
体もよく働かせていきたい。

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA