社会貢献とは ー にわつとむ

 

歳を重ねてくると
社会にどれくらい貢献しているのかが
気になってくる。

 

俳優という職業は、
エッセンシャルワーカーから程遠い職業だ。
では、どう社会に貢献しているのか?
まだまだ自分のように社会に影響力を
与えられているとは
言い難い存在にとっては
ずっと心に引っ掛かり続けている
命題である。

 

昔、奥さんが癌で闘病していた時期がある。
同じ病室に、余命が危ぶまれる
白血病の少女がいた。
入院生活も3年になるらしい。
少女とは全く接点はなかったのだか、
ある日、少女がお母様と話している会話が
聞こえてきた。

 

「今日、相棒の日だよね。楽しみ~。今日は頑張れるーー!」

と…。
なんとその日に、
ドラマ「相棒」にゲストとして
出演するのは自分でした。

 

そして、次の日、
また、はずんだ少女の声が
聞こえてきました。

「ママ~。昨日、相棒見た?
〇〇の人が犯人だと思ったけど違ったね。ママわかった?」

彼女が犯人と間違えた役を演じたのは、
自分でした。

 

「それ俺だよ!」

とは結局、言う機会はなかったのだが、
辛く長い入院生活の中、
彼女が苦しい現実を忘れられるひと時に
登場出来たこと、胸が熱くなりました。
これこそ、俳優の社会貢献なのではと
肌で感じることが
出来た瞬間でもありました。

 

自分の夢の実現のために
やっているこの仕事。
それでいいじゃないかと言う自分もいるが、
それだけではダメだと思う自分もいる。
社会に貢献出来ているんだと思うことこそ
傲慢な思いなのかもしれないが、
やっぱり、そこを目指してみたい。

 

宣伝になってしまうが、
・3月28日~NHKBSにて朝ドラ「芋たこなんきん」が16年ぶり、初めての再放送。

・4月25日~映画「日本統一外伝 山崎一門4」がDVD発売と全配信サイトにてリリース。

・6月10日~映画「アライブフーン」が全国劇場公開。

 

それぞれの出演作品に
作品のファンの方が相当数いらっしゃって、
SNSの反響から見ても
心待ちにして下さっている様子が
ひしひしと伝わってきて逆に励まされます。

 

自省ばかりしていてもきりがない。
公開を心待ちにしてもらえるような作品に
参加出来ていることが誇りであり、

娯楽提供の一助となっているんだ、
大なり小なり社会貢献活動が
出来ているんだ、

と信じたい。

 

 


にわ つとむTwitter


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