アソビという名のシゴト ー chon-muop(櫻井拓見)
chon-muopの櫻井といいます。
演劇というオシゴトについて
つらつらと書いてみます。
いきなりタイトルの核心を書くようですが、
演劇の単純な英訳は「play」。
playを逆に和訳すると、
最も一般的な訳語は「遊び」。
演劇=play=遊び
というわけです。
たいてい世の中のオシゴトというものは
眉間にしわ寄せながらやるもので、
演劇やってても「眉間にしわ」の場面が
度々訪れるわけですが、
そもそも遊びなんだから気楽に気楽に〜、
と思い込もうとしても、
そこはなかなかそうも
いかなかったりします。
遊びだって本気出せば
眉間にしわも寄りますがな。
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演劇のオシゴトは、
いわゆる「公演」と呼ばれる
舞台作品の発表だけではありません。
例えば、「ワークショップ」
と呼ばれるものがあります。
昨今、小学校やら中学校やらでも
演劇のワークショップが
行われることが多くなり、
わたしも時たまそういうオシゴトを
いただくのですが、仕事といっても、
そこは演劇、やはり遊びみたいなもの。
目に見えない架空の縄で大縄飛びをしたり、
尻文字の要領でひじを筆先に見立てて
空間に巨大な文字を書いたり、
「ふわふわ」という言葉を
身体だけで表現してみて当てっこしたり、
そんなような事を
子供と一緒になってやる時間を、
大真面目に「仕事」とはとても言えません。
にもかかわらず、
これらひとつひとつのゲームや
エクササイズのことを我々はよく
「ワーク(work)」と呼んでいるのです。
やっぱり仕事なのかい……。
もやもやしながら、今日もまた
「もやもや」を身体でどう表現するのか、
考えたりしています。
▼アンサーfromながい
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