考える楽しさを学ぶ本 ー 中村克子
〜『思考の整理学』(外山滋比古著、ちくま文庫)〜
『思考の整理学』は
ずいぶん前に読んだことがありますが、
改めて読みかえしてみたらとても興味深く、
ためになる本でした。
“ 一晩寝て考える ” という言葉を
よく耳にします。
この本のなかで紹介されている
数学者・ガウスや科学者・ヘルムホルツは
一晩寝て、次の朝、目を覚ました時に
すばらしい考えや
大発見が浮かんだそうです。
著者の外山滋比古先生は
「考えごとをする時にはそれが
重要であればあるほど
しばらく寝かせておく時間が必要であり、
こういう無意識の時間を使って
考えを生み出すということに
もっと関心をいだくべきである」
と言っています。
数学者や科学者だけでなく、
凡人でもアイデアを生み出すときには
時間をかけて寝かす作業が大切なんですね。
皆さん、頭の中で寝かせてある
壮大な考えはありますか。
いつか、どこかでパッと花開く時が
くるかもしれません!
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